橋梁点検での使用が期待されている、鋼材破断非破壊検査の勉強会を実施しました。

 

橋梁点検での使用が期待されている、非破壊試験機の勉強会を実施しました。 アメリカや台湾での落橋事故が発生しております。日本でも記憶に新しいのは和歌山県の水道橋の落橋事故があります。落橋した事例の中には、普段から利用されていた橋もあるため、私達が今日通行した橋が明日には落橋しているという信じがたい事故が現実に起こっています。

 

よって、橋の管理者である、国土交通省、都道府県、市町村では、常日頃からその橋の維持管理、点検を実施し、早期補修、予防保全が重要となっています。

弊社でも県、市町村から橋梁点検業務を頂き、毎年のように橋梁点検業務を行っております。

 

近年の橋梁はその強度を高めるために、鉄筋コンクリート橋(RC橋)プレストレスコンクリート橋(PC橋)といった鋼材をコンクリート内部に配筋している橋がほとんどです。

そんな中で、コンクリートのひび割れや、舗装の割れ、高欄の損傷は外部から(見た目)で判断できますが、内部の鋼材の破断(切れている、一部破損している)などの変状の把握が難しいのが現状です。

もちろん、覆われているコンクリートをはがす(「はつる」と言います)ことで内部の鉄筋の変状は把握できますが、全てのコンクリートをはつる作業は現実的ではないためこの「鋼材破断非破壊検査」技術の研究の推進が望まれています。

 

熊本県内の業務も、近年では「新技術」「新工法」をどんどん取り入れて維持管理や橋梁点検を行うという流れとなってきていますので、弊社でも今後新技術をどんどん取り入れていきたいと思います。そのためにも世間の情報、技術に遅れをとらないよう、様々な研修会講習会を積極的に実施していきたいと思います。

 

 

 

技術部 橋本